ESSAY TOP  

ナローポルシェや、M-HOUSEをとりまく色々な事柄を綴った不定期更新のエッセイです
第4話 ポルシェな人々 その2
ポルシェにまつわる様々な人々の、本人にとっては誠に真剣な、はたから見ている と実に楽しい愉快な生態をシリーズでお話ししましょう。

魚屋の前は通らない

旧いクルマを買う人、所有する人にとって一番の問題はボディーの錆びです。買う前から知っていた、買ってから気がついた、そのどちらにせよ自分のクルマが錆びていると認識している人にとってこれ以上の錆びの進行はあってはならないことです。そんなクルマのオーナー達のうちの店での会話から・・・・・。

「○○さん、商店街って通る?」と××さんが聞きました。
「えっ、どうして?、最近はあまり通らなけど、買い物道路とかになっていて通行出来ない時が多いから」
「ボクは絶対通らないんだ」
「どうして?」
「商店街ってよく水撒いてあるじゃない、それに必ず魚屋があるじゃない」
「えっ、それってまさか」
「魚屋の水って、いっぱい塩分含んでると思うんだよね」
「やっぱり、それってそういうこと、いつからそうしているの?」
「ナローを買った時に決めたんだ、『魚屋の前は通らない』って」

実に恐ろしきはオーナーの決意?こだわり。実名は上げられませんが、ポルシェな人々は皆実在します。××さんはもっとすごいことを言いました。それは次回・・・・・。