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ナローポルシェや、M-HOUSEをとりまく色々な事柄を綴った不定期更新のエッセイです
第115話 超不味いラーメン屋
東京に私が超不味いと思うラーメン屋さんが二軒あります。同じ名前で本店支店のような関係にあるようです。どのくらい不味いかというと、私の知っている人は誰れ一人として、二度と行かないといいます。簡単にいうと、スープの元(これがはっきりいって変)を水(正確にはお湯)で薄めたものの中に麺を入れただけといっていいと思います。ほんとこんなもので良くお金をとれるなと思うと同時に、はじめていった時に(その後はもちろんいっていない)いつ潰れるかと自分なりに推測しました。それが四年くらい前です。
しかし、現在でも営業中です、二軒とも。しかもいつ覗いても、数人の客がいます。店の前にはクルマも止っています。これはいったい何だと考えました。出た結論は、誤解を恐れずにいえば100人ひとがいれば10%弱程度の人は味覚音痴である。ということです。残り90%以上の人がまずいと思っても、ごく少数ではあるが、それを不味いと思わないもしくは美味しいとさえ思う人がいるということです。
ここに至ってやっとわかりました、残念ながらクルマの世界にも同じことがあると。でないと、説明のつかないことが多すぎます。





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