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ナローポルシェや、M-HOUSEをとりまく色々な事柄を綴った不定期更新のエッセイです
第129話 夏休みスペシャル2007
中部地方のある港湾都市に語り継がれる怪伝説
まるで真夏が来るのを待っていたかのように不可解な情報が寄せられた。

【M-HOUSE 契約通信員発】
それは今から10年程前に発見された今でも語り継がれる怪奇な出来事である。中部地方のある港湾都市にある外国自動車会社のデポ、PDIでの出来事である。
ニューモデルが発表になりそのモデルが到着して大きな倉庫(蚕棚状になった自動化された巨大な駐車場)にクルマをしまうことになりある番号の棚に入れようとしたところ、機械がもうそこには既にクルマが入っていることを表示してその場所に納めることが出来なかった。係りの人たちはそんな事はないはずだと再度機械の操作を試みたがやはり結果は同じだった。
そこでそんなはずはないと思いつつも、その棚にあるもの、クルマではないと思いつつ、恐る恐るその棚を引き出して見たという。そして外に出てきたものは何と、分厚いホコリをかぶった前モデルのクルマ、紛れもない新車であった。係りの人たちによるとかなりの年数が経っていることがわかった。いろいろ調べてみた結果、遥か以前に販売済みとなっていて在庫表からも落ちていて、そのままその年の決算の棚卸しも販売済みとされ、そこには存在しないものとして処理されていたという。
この巨大な駐車場が無人の自動化されたもので危険防止のため人が中に入ることは出来ない構造になっていたことが原因と考えられた。ただ、どうして販売済みになったかはいまだ不明だという。そしてその数年前の新車はそこで働く人が格安で購入したという。
あなたの乗っている年式の割にやたらきれいなクルマもこんな隠された秘密があるかもしれません。

【M-HOUSE S代表談】
常識的にはクルマのようなものが行方不明になるなんてことがあるとは考えにくいですが、昔はこのような不明になるクルマの話、よくあったようです。
また、M-HOUSEではそういった40年も眠っていたようなクルマを探しています。お心当たりの方は是非ご一報ください。お待ちしております。


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