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第138話 久しぶりに今日は納車の日
やっとクルマが仕上がり久しぶりに納車を迎えました。
さっき最終チェックのため一回り見ましたが、自分で言うのもなんですが実にすばらしい仕上がりでした。
もともとすばらしい状態のクルマでしたが、例によって徹底的な整備をしました。どこを外して組み付けたかを知っている私でさえ、何もかも初めからそのままであったと錯覚するすばらしい仕上がりです。やはりクルマはこうでなっくっちゃとひとり納得しています。
しかし実際は、ボディーの全塗装は言うに及ばず、エンジン、ミッションからブレーキ足まわり、タイヤにホイール、ホースというホースはすべて、果てはミッションのカップリングジョイントのカバーを止めているビスの下に入っている紙のワッシャーまで交換しているというのに、あたかも元のままの状態に感じられるすばらしい仕上がりです。
代えたら代えたってわからるぞ、とお思いでしょう。でもそう見せません。
ではどうしてなのか今日はちょっとお話してみましょう。ざっとあげると、1、純正及び当時もの純正部品を使う、2、勝手なことはしないあくまでもオリジナルに忠実に徹する、3、何をして何をしないのか徹底的に精査して実行する、4、丁寧な仕事に徹する、5、センスがあって上手い人がやる、そして6、時間に捕われない、といったところでしょうか。なあんだと思うでしょう。でもこれが普通できないんです。
皆さんもそうしているというのであれば、普段私が目にしているナローの状態はどうしてなのでしょう。もしかしたら私の望んでいるレベルと一般的なレベルが違うのかも知れません。
このクルマはまたどこかの雑誌に取り上げられるかもしれません。そのとき一般の方の目に触れると思います。すばらしいSWBが納車を迎えました。
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