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ナローポルシェや、M-HOUSEをとりまく色々な事柄を綴った不定期更新のエッセイです
第176話 間に合わないかも・・・
 先週の金曜日、3月13日ですが、夕方のテレビで東京駅発のブルートレイン「富士・はやぶさ」の最終列車のニュースをやっていました。
画面には入線(レポーターは入構といっていましたが)してくる映像や長い汽笛を鳴らした後ホームを離れていく、今後ずっと事あるごとに流されていくであろう最後の発車場面が映しだされていました。
 私も鉄道は好きですが、鉄ちゃんではないので詳しいことはわかりませんが、子供の頃やもっとずっと後大人になってからですがブルートレインに乗っておいてよかったなと思って見ていました。
 発車の少し前切符が買えなくて乗ることが出来ないため、それでも一目見たいと出発のホームにまで来ていた鉄道ファンの人のインタビューが放送されていました。その人はレポーターの質問にこんなことをいっていました。
 「いつかは乗りたい、いつか乗ろう、いつかは乗れるとずっと思っていました。まさか無くなるとは思っていませんでしたので、乗っておけばよかったとすっごく後悔しています。だから、今日は出発だけでも見届けたいと思って来ました。」というような内容でした。
 聞いていてこれってナローもそうじゃないかなと思いました。今までM−HOUSEに来られた方々にも、『買おうと思えば買えるんだけどもう少し事業が大きくなってからにします』、『今年は年回りが悪いから来年にします』、『今まで見た中で一番いいんですが色がどうしてもピンと来ないので希望色が出るまで待ちます』などなどのお話をお聞きしました。残念ながらその後、そのような方々で買われた方を私の知る限りではおられません。
 ナローがなくなるということはないと思いますが、ナローとの楽しい時間を過ごすには年齢も大切なこと(現にもう乗れないからSさん後をお願いしますと言われるわけですから)だと考えると、多少無理をしてもズバッといっておいた方が後悔が少ないんじゃないかなあとニュースを見ながら思いました。




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