|
第179話 石原東京都知事をどう思います?
先日、東京シティマラソンの途中で倒れたお笑いの松村邦洋氏の退院に際して、石原慎太郎東京都知事が会見で、「あんなデブはマラソン走っちゃダメですよ」とコメントしていました。
元々知事と松村氏は知り合いであったということですが、上記のコメントを見てどう思われますか。不愉快になりました?。
同じ知事でいって、例えば宮崎県の東国原英夫知事(大阪府の橋下知事は石原知事に近い感じなので)ならこんな風にいうのではないでしょうか。「マラソンに参加するのは健康にもいいことですし良いんですが、やはりご自分の体と相談するというか良くお考えになって参加された方がいいんじゃないでしょうか」。
この二人の(東国原知事のは私の創作ですが)いわれていることは、基本的には同じだと思いますが、聞いた感じは、石原都知事が直接的、正直で、本音をいっているのに対して、東国原知事のは、間接的、婉曲で、本音がストーレートに伝わらないようにいっているように感じられます。
現代社会において、基本的に好まれているのは後者の方だと思います。その方が、無用な感情や軋轢を生じることも無く大人の対応だと考えられているからです。
一例ですが住宅展示場のモデルハウスで、セールスマンは明らかにお客様が冷やかしである、購入するだけの意志、またその裏づけを持っていないとわかっていても、丁寧に対応してくれます。それはいつかは顧客になるかもしれないし、ぞんざいな対応で悪い評判を立てられたくないし、ホントのことをいっても何の利益にもならないと考えているからです。
では趣味の世界、同好の士が集まるオーディオショップや楽器屋さんではどうでしょう。店主や店員さんが、当たりさわり無く機器や音の話をするよりもストレートに本音の話をしてくれた方がうれしいし、自分も認められている気がするし、なによりその話をしてくれた相手が信用できる気がします。
この信用できる気がするという点で、事柄が一般的なことと趣味的なことの違いで、正直直接的な物言いと間接的婉曲な物言いが同じなのか。やはり違うと思います。冒頭の例でも、石原都知事の方が少し乱暴でもストレートにいう方が人間的により信頼感があるように思えます。皆さんどうお感じになられます。
じゃあM−HOUSEはどうなんだというお約束の結論を申し上げると、以前よりSさんすごく優しくなってきたよねといわれていますが断然石原知事型です。
|
|