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第181話 皇居の中は、エッ、ここ東京?
先週のエッセイを書いていて、もうひとつ思い出したことがありました。それは、皇居の見学に行ったことです。
皆さんも一般参賀等で皇居の中に行かれたことがあると思いますが、あそこは都内のアナザーワールドといっていいと思います。日本のビジネスの中枢である丸の内や大手町、東京駅まで数百メートルという距離にある皇居が、実は田舎だということが信じられますか。まさに手付かずの自然がそこにあるという感じです。セミの泣き声がうるさいほど聞こえ、夜ならホタルも乱舞しているのではないかと推測できます。道路がすべてアスファルトで舗装されていることに違和感を覚えます。皇居前広場から見るめがね橋(二重橋)とおなじみの景色からはとても想像できません。
考えてみれば、手付かずの自然であることは自明ですが、はじめて行って見るとやはり驚きです。また、皇居の中には意外と外の世界と同じようなところがあります。例えば、見学者や清掃ボランティアのためのお土産?の売店があったり、クロネコの小型トラックが走り回っていたり、人も結構歩いています。外の音が良く聞こえるのも特筆です。普通でないところといえば、良くテレビに映し出される新宮殿前(一般参賀等で使用される)の広場の想像を超える広大さや宮内庁の建物の威容さなどです。三階建ての建物なのに高さが、七、八階かそれ以上の高さの建物なのです。さらにその前の広場?というのか、の部分が恐ろしく広いのに驚かされます。例えは変ですが、ジムカーナが出来ます。
来週は、帰りがけにチラッと見えた車庫、御料車との関わり、ちょっとした思い出を書きます。
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