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ナローポルシェや、M-HOUSEをとりまく色々な事柄を綴った不定期更新のエッセイです
第190話 スミマセンご無沙汰です!
 すっかりサボリ癖がついてしまって、申し訳ありません。
 休んでいる間にもM-HOUSEにはいろいろな出来事がありました。10月26日発売号のENGINE誌に詳しく載っていますが、鈴木編集長が乗っておられる964のカブリオレトップの交換のお手伝いをしました。964をお渡しして何日かして、編集長、Y氏、ENGINE誌スタッフカメラマンの方と私でミツワ自動車の小山デポへいきました。今はデポとはいわないようですが。そのことはENGINEに出ています、まあ私はお伴でしたが。
 さすがにミツワさんだと思ったのは、古い時代の通関記録等が残っていることでした。若いスタッフの方々も皆さん詳しくていらっしゃいましたが、巷間雑誌等で流布されていないことまではご存知なかったようでした。やむを得ないような気もしますが、正規ディーラ−だったのだから、古いクルマもきっと当時のことを正確にわかってやってくれるのだろうというオーナーの思い、最後の砦になっていただけたらなと思いました。ボクでお役にたてることがあればどうぞおっしゃってくださいと帰り際に申し上げました。
 ただ耳寄りな情報は、水系、924、928、944、968の整備をきっちりしてくれるということです。最近のPC(ポルシェセンター)は古いクルマのオイル交換も拒否しているようなので、お困りの方は朗報だと思います。”オイル交換も拒否”はオーバーだろうという方もおられるかも知れませんが、うちのお客さまも遠方からそのために東京に来られるのでミツワさんの説明が良く理解出来ました。お困りの方は是非ミツワさんにご相談なさってください。
 当日ひとつ確認出来たことは、ティンテッドガラス(色入りガラス)のミツワ仕様の内容のことです。本来ポルシェには基本的に3種類ありました。1、全面色無しクリアーガラス仕様、2、フロントガラスだけティンテッドガラス(色入りガラス)でその他は色無しクリアーガラス仕様、3、全面ティンテッドガラス(色入りガラス)です。アメリカ仕様のナローには、3が多くさすが当時のアメリカは裕福と思わせるものがあります。ミツワ仕様のSは、2だと私は思ってきましたが事実その通りでした。ただ、それは〜71年までで72、72のSは3だということは確認し忘れましたが、それで間違いないと思います。基本的に3種類と申し上げたのは、これ以外にリアの熱線が一段か二段か、フロントに熱線が入っているか等、それらのガラスにはティンテッドガラスがなかったり、ティンテッドガラスしかなかったりと多岐にわたるのでそう申し上げました。
 朝大雨に降られましたが、皆さんからたくさんのお話が聞けて、実に楽しい一日でした。






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