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ナローポルシェや、M-HOUSEをとりまく色々な事柄を綴った不定期更新のエッセイです
第193話 ポルシェは社外でもパーツがあるだけマシ?
ウインカー(ターンシグナル)ユニットの取付け

 先日業者さんと一般のお客さまから同じ質問のお電話がありました。たぶん同じクルマの件だと思います。
 フロントのウインカー(ターンシグナル)ユニット(以下ウインカーユニット)が上手く取付けられない、M-HOUSEさんではどう付けているのか、また付け方を教えてほしいというものでした。
 それは最近といっても大分経ちますが、アメリカで販売されている社外品のことでした。実をいいますと、M-HOUSEではそれを購入取付けたことはないのです。そのような訳なので、何とも申し上げられないとお答えしました。M-HOUSEではどうしているのかとたずねられましたので、純正の在庫を取付けていますと申し上げました。
 以前に純正のウインカーユニットが一時再生産供給されたことがあり、M-HOUSEでもそれを購入取付けた時のてん末をエッセイのどこかで触れました。その時のことを思い出すと、その純正のウインカーユニットもきちんと取り付けるのに一筋縄ではいきませんでした。というよりこんな苦労をしなければきちんと取付けられない部品が純正なの?と思いました。そんなことから社外品には目もくれず、純正新品があるというと高くても購入してきたというわけです。
 しかし古いクルマを取り巻く部品の供給環境はそんなM-HOUSEみたいなことは言っていられないようです。BMWなどは80年代後半のモデルでもメッキものが全滅したというのを最近確認しました。もちろんポルシェもパーツの純正供給がとっくに終わっているのは同じです。
 ただ、社外があるだけマシという声があります。確かに、何にも影も形もないより出来が仮に悪くても形があるだけマシな気もしてきます。しかしそれらを取付けると、その数が増えれば増える程、また度合いが高くなればなる程、クルマが変わっていってしまうことも厳然たる事実です。
 M-HOUSEは当分の間、持っている在庫でご心配をかけることはなさそうなので一安心です。







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