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第200話 MーHOUSEらしい話を!
やっとこのエッセイも200話になりました。記念なのでちょっと頑張ってみようかなと思いましたが、まだまだ先もありますので特別気張らずMーHOUSEらしい話で軽くいってみます。
先日ある雑誌編集者の方と話をしていて、いわゆるポルシェ本や雑誌に出ていない面白い話はないですかと言われました。とっさには思いつかず、面白いかどうかわからないですがと前置きしてから、燃料タンクの種類いくつくらいあるとお思いですかと尋ねました。そこから話が弾んで、では話をナロー(〜73年まで)の鉄のタンクに限ってにしましょうということになりました。つまり、RS、RSR等のプラスチックタンクは除くということです。
その編集者の方はすぐに、それは二種類でしょと言われました。62Lと100L。みなさんは何種類だとお思いですか。やはり二種類ですか?実際は、62L(いわゆるノーマル)がキャブ・メカポン用とKジェトロ用、90L、100L、110Lの五種類です。それぞれのタンクごとにセンディングユニット(62Lは同じ)が異なります。今となってはセンディングユニットも一種類(62L用)しか出ませんし、62Lと100L以外はまず見かけることのない部品ですから何の意味もない話ですが。昔のポルシェは実にきめ細かくやっていたというわけです。もちろんメーターもフェイスは同じですが何種類もあります。
これに似たパーツとしてハンドルがあります。樹脂・皮巻き・ウッド・30mmレイズアップなど、それらの42cm、40cm、38cm各サイズごと全部含めたら数えたことはありませんが十数種類になるはずです。
こういう話は山のようにあるのですが、なかなか披露する機会がありません。というか、そういう話の意味を理解いただけないのでしていないのが実情です。生産時のオリジナルの検証確認のために、本当は知る限りのことをまとめておくべきと考えているのですが・・・・・です。
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