ミシュランＸ　ＶＲ

　このところ忙しくて更新毎週でなくて申し訳ありません。
　
　先日お客さまから古い７０年代のカーグラ（Ｃ／Ｇ）を読んでいたら、新しいミシュランのＶＲタイヤを装着という文章があって、その写真を見るとどう見てもＸＷＸに見えるのだけれども、それってＶＲはタイヤの規格のことでＸＷＸが正しいのではないか、Ｃ／Ｇは間違っているのではないかと質問されました。
　実は、私も当時その記事を読んだときはそのお客さまのように思いました。１９９６年ころに、そのタイヤの現物を見るまでは。それは私が購入した９１１のスペアータイヤとして残っていました。低走行のすばらしい状態のクルマで、スペアーもオリジナルで使われた形跡がありませんでした。
　その新しいミシュランのＶＲタイヤは、確かにトレッドパターンはＸＷＸなのですが
、タイヤにはＸの文字はあるのですがＸＷＸの文字はありませんでした。さらに新しい発見は、チューブレスではなくて、チューブを必要としていたことです。ただ、このＶＲタイヤはごく短期間しか作られていなかったと思います。７１、２年ころにチューブレスのＸＷＸに変わったと思われます。だから、みな上記のように考えるのだ思います。
　さすがＣ／Ｇの記事は正しく、オリジナルのポルシェは凄いと実感した一瞬でした。