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ナローポルシェや、M-HOUSEをとりまく色々な事柄を綴った不定期更新のエッセイです
第266話 カーズ2「CARS 2」
サリーは別人?それともプチ整形?

 だいぶ古い話になりますが、カーズ2を劇場公開日に見ました。前作「CARS」は、字幕版を劇場で吹き替え版を飛行機で見ました。なかなかよくできた映画だったことは、以前エッセイでも取り上げた気がします。
 今回は、TOHOシネマズの3Dを見ました。3Dにもいろいろ方式があるようですが、メガネは軽くて負担になりませんでした。見始めは、ワァ!3Dという感じですが見慣れてくると、3Dという意識がなくなり2Dでも同じ感じかもしれない気がしました。(いい過ぎ?)
 今回のカーズ2は、東京、イタリア(ポルト・コルサという架空の町)、パリ、ロンドンと順に世界の都市でレースや物語が展開されます。はじめに出てくる都市が東京で、その風景を見ていて以前見たような気がしました。それは東京を舞台にしたソフィア・コッポラ監督、ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン主演の「ロスト・イン・トランスレーション」Lost in Translation に出てくる東京の夜景です。こちらは実写で、カーズ2はアニメで誇張されていますが、同じものを感じました。同じくリュック・ベッソン監督、ジャン・レノ、広末涼子主演の「WASABI」にも同じような東京の夜のシーンがありました。夜の東京は、ハリウッド、もしくは外国人の目にはあのように見えるのだといって差し支えないように思いました。
 カーズ2の圧巻は、イタリアでのレースシーンです。走行不能になったレースカーに後続のクルマが次々と追突するところです。カメラの高さ、視線、音、映像がホントリアルです。よくできていると思います。クラッシュした人はより理解出来るのではないでしょうか。
 今回はちょっとしか出てきませんが、ポルシェ911(正確には996)のサリー・カレラのことです。前作では、シルバーメタリックのボディーとボクスターと同じ(996前期の)ヘッドライトだったと記憶しています。しかしカーズ2では、色は濃くなり(ミッドナイトブルーメタ?)、ヘッドライトの形は996後期に変わっています。世の中、どこにもサリー・カレラに関する変化の記述はありませんが、まあ、プチ整形(マイナーチェンジ)をしたという設定なら納得できるという感じでしょうか。
 ただ今回の主役はレースカーのマックィーンではなくて、ボロいレッカー車のメーターであることは確かです。
 映画評の中には、可もなく不可もなく的なものも多いですが、クルマ好きなら見てソンはない映画だと思います。




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