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ナローポルシェや、M-HOUSEをとりまく色々な事柄を綴った不定期更新のエッセイです
第286話 困ってます 
純正ラジオください、ありますか?

 このところ何件かラジオの件でお問い合わせをいただいています。
 簡単に再現すると、今ついているラジオが純正ではない(古い新しいはあるにせよ)ので純正ラジオください、ありますか?というものです。
 そこでM−HOUSEの方から、純正ラジオはあります、に続きナローの正確な年式、純正は何がついていたか(わからないとは思っていますが、オリジナルの状態をご存知のオーナーもいらっしゃいます)、メーカーはどこか、機種名は何かを教えてくださいとお尋ねします。
 すると、もちろんメーカー、機種ともに何がついていたかわからないです。と返ってきます。ほしいのは近い時代のもの、またはそれらしいものでいいのです。とメールが返ってきます。
 何か意地悪をしているように見えますがそうではないのです。実はM−HOUSEでは、ファクトリーオリジナルを再現するため、各年式に適合するように、BlaupunktやBecker等の各機種を年式別にそろえています。もちろん、日本のFM放送が受信できるように受信周波数の変更の修理をしたものをです。さらに、これらはすべてのラジオではありませんが、それらの取扱い説明書やそれに付随するもの(アフターサービス網の冊子や配線図等)まで用意しています。
 つまり、ナローがポルシェの工場を出てきたときについていたものは、現在失われていたら補うという姿勢なのです。
 さらに、沢山ラジオを購入して使い物になるのは10台中2、3台で、それらに周波数の適合修理をしますので一台一台がどうしても高価になってしまいます。
 そんなところまで考えておられないだろうと思っていても、M−HOUSEは聞かずにはいられないのです。M−HOUSEのストックリストに載っているクルマはどれもそのレベルなのです。
 ラジオ以外にも、何もかも同じ基準なのです。だから、クルマが高価なのですが・・・、普通はわからないでしょう。

 難しい(と思われる)ことは聞かないで、それらしいものを黙ってお譲りすればその方がわかりやすいのかと悩んでいます。




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