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ナローポルシェや、M-HOUSEをとりまく色々な事柄を綴った不定期更新のエッセイです
第287話 バレンタインデー
 今年も2/14がやってきました。3・11東日本大震災からはじめてのバレンタインデーのキーワードは友チョコでした。
 ここ数年いただけるチョコレートがめっきり少なくなってきました。私は夜のクラブ活動をしないため、そちら方面からのお店来てくださいチョコもなく、平穏な日となって久しいです。
 チョコレートつながりの話です。日本人はこんなにチョコレートが好きなのに、茶色いクルマが好きではないようです。もともと白、シルバー、落ち着いた色以外にはあまり関心を示さないお国柄ですが、ポルシェのモカブラウンは人気がありません。
 M−HOUSEでは、73Tのモカブラウンがずっとストックリストに載っています。修理が進まないためすぐ納車というわけにはいかないので残ったまま、というのもありますが、問い合わせをいただいた方の10人中7、8人の方が色で引っかかるようです。
 実はモカブラウンは1970年代に多い色なのです。ヨーロッパにもアメリカにも多くみられ、ストックリストにあるように日本でもミツワがそこそこ(日本的にいえば異例に多く)輸入していました。
 モカブラウンといえばスーパーCGの21号に出ている73Sがあります。昔からこのSかっこいいなあと思っていました。ただこのクルマ、モカブラウンはタン内装が定番なのに黒内装なので、ミツワのオーダーか個人の方の好みなのか?、珍しい組み合わせです。
 記事にアライメントがちょっといじってある、それが好ましいと文中にあるのでよく記憶していました。読みながら、アンダーが強い方向に振ってあるクルマだと思いました。私個人としては、もう少しアンダーが弱い方が好きです。皆さんも、自分の好みをきちんと確認認識して、その好みのアライメントにしてもらうよう行きつけのお店にお願いするといいです。
 年頭のエッセイでも触れましたが、この73T今年中には塗装を完了してもらおうと思っています。
 いずれにしても、モカブラウンはいい色だと思います。きれいに仕上がったタン内装のこの73Tが早く見たいものです。




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