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ナローポルシェや、M-HOUSEをとりまく色々な事柄を綴った不定期更新のエッセイです
第288話 ポルシェ レストアのキモー7
メッキ部品の取り扱いと再メッキ

 予告からだいぶ遅くなりました。
 先日あるプロの方とこんな話をしました。
 現在手に入る、純正のメッキパーツはどうかという話になり、その方は最低2個購入する、1個は加工するためのスペアーとして、といっていました。それほど出来がよくない、もしくは昔のものと違うといっていました。
 さて、新品メッキ部品も純正当時もの、純正現在入手可、社外品があります。まず、社外品は使えないと思ってください。少なくてもM−HOUSEでは使いません。形がオリジナルと異なるからです。つまりつかないということです。
 上記のように純正現在入手可は、各部品のクオリティーが明らかに当時ものに比べると落ちます。しかし、形は若干の違いはありますがつかないということはありません(加工をすれば)。
 純正当時ものは、基本的に大丈夫です。100%すべてというわけではありませんが。
 再メッキをどう考えるかですが、新品が入手できないものは再メッキが有効です。ただ、メッキ屋さんがどんどん減っている現状から上手なところを捜すのはなかなか難しいことです。さらに、メッキは前処理も大切です。例をあげれば、バンパーオーバーライダーにバンパーガード等がついていた場合やへこみ等がある場合は、その穴埋めや補修等の処理が必要です。ちょっと変わったところでは、ライト類の反射鏡の場合、メッキ前に塗装の前処理が必要です。
 メッキ部品は、眼に入るところがほとんどなので、手を抜かず一個一個、満足のいくまで用意、準備をしなくてはなりません。

 次回は、内装および部品の変形、生地の破れの修復を予定しています。




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