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ナローポルシェや、M-HOUSEをとりまく色々な事柄を綴った不定期更新のエッセイです
第295話 由緒正しい色
 最近お問い合わせをいただく方々から、色の限定を受けます。○○色の○○年式のSが欲しいといったようにです。以前からもそうですが、オリジナルの元色での指定は難しいのが実情です。それが最近は特に厳しくなってきました。M-HOUSEとして、これはといういいクルマが本当に少ないからです。そんなことが何度も重なって、色についてちょっとおさらいをかねて調べてみました。
 64年からずっとある色は何だろうかとか、○○色はいつからカタログカラーになったのかなどなど。その成果?をちょっとご報告しましょう。
 64年は356の最後の年にして、一年しかない『C』の年でもあります。356Cには『B』までの356カラーと64年(65年式)から始まる911カラーの両方が混在しています。911の由緒正しい色はここから始まりますが、それは三色あります。一つ目はライトアイボリーです。356Bまでにもアイボリーはありますが、ライトアイボリーは64年からです。二つ目はこの色と同じように、このあとかなりの期間カタログに載る由緒正しい色、アイリッシュグリーンです。三つ目はポピュラーな色ではありませんが、どの年式でも必ず一台は見る、現在まで途切れることのない色ブラック(ソリッド)です。
 意外なのがセピアブラウンです。なんとなく70年頃からかなと思っていたら、66年からカタログカラーになっていました。
 シルバーメタリックも、66年からですが確か70年から2コートになります。
 さて、みなさんは何色がお好みでしょうか?911の魅力の一つに、多彩な色が似合うというのがあります。M&M’sのような色もいいと思いますが。ちなみに、M-HOUSEは、ポルシェのカタログカラーはすべてOKです。





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