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ナローポルシェや、M-HOUSEをとりまく色々な事柄を綴った不定期更新のエッセイです
第298話 ポルシェレストアのキモー8
内装および部品の変形、生地の破れの修復

 またまた次回予告から時間がたってしまい申し訳ありません。
 このポルシェレストアのキモも第8回目ですが、何だか話が抽象的でよくわからないとご指摘を受けました。そこで今回は現実に行なった作業のbefore、afterを見ていただき、M-HOUSEがやっているキモを見ていただきます。
 この2枚の写真は同じクルマです。私が購入した時は、左ドア前側ドアポケット(固定)の部分のビニールが切れていました。はじめ純正新品に交換しようかと考えましたが、左側だけ新しくすると左右で違和感が出る、左右とも交換すると今度は後側のドアポケット(可動式)と違和感が出ると考えました。とてもいいクルマでしたので、現状ですべての整合性が取れていました。つまりどれを、どこを交換しても生産誕生時からずっと保たれてきたオリジナルが失われると同時に、このクルマの凄みともいうべきオーラも減じてしまうと思いました。

 そこで修理することにしました。切れたり、裂けたり、失われてしまった部分を補修、修理して完全に元の状態に修復してしまう業者さん職人さんに頼むことにしました。そのbefore、afterの2枚の写真がこれです。 ちなみにこの修理代は、ドアポケットの純正新品が5万円強の時63000円(税込)でした。この時この職人さんから、高いとお考えでしたら交換されたらどうですかとズバリいわれました。見透かされているなというのと、自信があるのだと実感しました。さらにもうひとつすごいといえるのは、この2枚の写真の間に14年の時間の経過があることです。
 M-HOUSEがやっていることの一例を見ていただきました。


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