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ナローポルシェや、M-HOUSEをとりまく色々な事柄を綴った不定期更新のエッセイです
第319話 なかなか更新出来ずスミマセン
ちょっと古くなりました

 このところホント時間が取れず、原稿を書く時間が無く申し訳ありません。
 M-HOUSEにお越しいただくお客さまにも、ご迷惑をおかけしております。どうぞ時間の都合は、ご相談しながらつくらせていただきますのでお気軽にご連絡お待ちしております。

 ちょっと古くなりましたが、911DAYSが発売になりました。取材にご協力させていただいた71Sが出ております。
 このクルマは、納めさせていただいてから時間がたっておりますがオーナーの保存が良いので納車時に近い状態を保っております。あらためて写真や記事を見て、いくつか思ったことがあります。
 まず、現在の目で見るとちょっと物足りないというか、もう少しやって置きたかったというところがあることです。私にはどうしても気になってしまうところがあるのですが、皆さんわかりますでしょうか。先日も違うクルマで、M-HOUSEの協力工場の方が見逃したところだったので、あの時点で私も緩く見てしまったのはやむを得なかったとも思いましたが、現在の目で見るとやはり自分が甘いと思いました。
 次に、クルマをレストアするには、オリジナルがどうだったのか、どうなっているのか、そのことを知らないと元の状態に戻せないというごくごく当たり前の事実です。もちろん知っていても実現できなければ意味はないのですが、おかげさまでこの71Sにはそこの問題は見受けられませんでした。
 そして、あらためて確認できたことはM-HOUSEの考え方、私が日頃から訴えていること、ナロー生産当時のポルシェ本社工場出荷時のクルマをお届けする、状態にするということが、大量生産車のレストアの唯一、間違いのないコンセプトだということです。
 そして、世界にはたくさんのポルシェのレストアをしている人やレストア工房があるのにどうしてM-HOUSEと同じコンセプトを標榜しないのかということです。今まで拝見したどんな車も、必ずどうしてこうなの?と思うところが何箇所もありました。
 ただ困ってしまうことは、M-HOUSEのナローを見た人達が、詳しい人もそうでない人も、何もしていないオリジナルで生き残ったクルマだと思ってしまうことです。
 まあ、それはそれでものすごく凄いことなんだって、それを励みにやるしかないかなと思いました。いつか、M-HOUSEの触ったところを見抜ける人や、?と思うところのないナローに会えたら見られたらいいなと・・・と思いました。




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