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第329話 ひと夏だけではない思い出
忘れない買えなかったクルマ列伝
どんな人にも買えなかったクルマがあると思います。だから、忘れない買えなかったクルマ列伝、そんな話をしてもどうかなとも思いましたが夏も終わり(まあ物思いにふける季節?)なので、今日現在までのトップ3を上げてみます。
まず第3位、いや同率に近い3位と2位でしょうか。それは73RSライトウエイトとBMW M1です。オーナーとしてRSライトウエイトを実感したかったのと、本当のM88エンジンを確認したかったです。ちなみにE24(M635CSi)の初期もの(タコ足)をM88エンジン搭載車という向きがありますが、両者は別物と考えるべきです。キャブレーションがMFIとLジェトロと全く違うことと、シリンダーヘッドが幅からして違っています。エンジンをかけたらもう音が全然違います。M88はM1にしか搭載されなかったというべきです。あのM1は惜しかったです。
さて第1位は、アストンマーチンDB6です。前期ものでパワステはついていませんでしたが、新車から日本にあって、当時ものナンバーがそのままついていて、ブラックのレザーシートが適度にやれている、そしてそのオーナーが日本での使用にご苦労された様子が随所にあって、その佇まい存在が圧倒的でした。デザインもあると思いますが、DB5が軽薄に思えました。ボンドカーよりいいなと思いました。それは後日、品川の陸運事務所できれいなDB5がローダーに乗っているのを見たときに、間違ってなかったなと思いました。
過去の話、取り返しのつかない話はこの辺で。
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