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第331話 うちの二台のE28 その2
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・・・・・つづき
さてさて、これで一件落着ならめでたしめでたしなのですが、現実はより不可思議なものでした。
毎日乗っていると、少しづつ変化してくるのが実感できました。現在約三週間ちょっとが経過しましたが、ごく乱暴に言うと、いくつかの点を除いて二台が交換前と同じになったといっていい状態です。DMEが、個々のクルマの状態を学習してきた結果だと思われます。もう少しDMEが、何か車の固有の癖のようなものを決定づけているのかとも思いましたが、やはり個々のクルマの状態が優先されるというか、表に現れてくるのだと理解できました。まあ振り出しに戻ったということです。
今回のことで考えられることのひとつに弟が交換された、センサーとポルシェでいうところのアイドルスタビライザーが、当時のものとは異なっていることがあるのではと思います。アイドルスタビライザーは調整ができないタイプしか現在は供給されていないのです。そのことがひとつの大きな問題だと思っています。現在はここを調整可になるように改造する、そのためには何をどこで加工してもらうか検討中です。まだしばらく格闘が続きそうです。
もうお気づきの方も多いと思いますが、80年代後半から90年代前半の車、ポルシェでいえば3.2カレラ、964といった同年代の車もこういった部品の違いや供給停止(製廃)で、なおるようでなおらない事態に直面することが多くなるのではないかと少し憂鬱になりました。あまりM-HOUSEは直面しないとは思いますが・・・。
自分で使用中の2台のクルマからコンピューターの入れ替えをするということは、みなさんこういうケースはあまり経験したことがないと思いますので、エッセイに取り上げて見ました。
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