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ナローポルシェや、M-HOUSEをとりまく色々な事柄を綴った不定期更新のエッセイです
第43話 ポルシェな人々 その26
ポルシェにまつわる様々な人々の、本人にとっては誠に真剣な、はたから見ていると実に楽しい愉快な生態をシリーズでお話ししましょう。

M-HOUSE がパーツをお売りしない訳

最近ある方から耳にしたことです。
「M-HOUSEは部品を売らないというけれど、ほんとは売るんだよな。所詮商売なんだからカッコ付けたってお金さえ出せば結局は売ってくれるんだよねって、みんなが言っていますよ」
というものです。
話しの中身を正確に見ると一箇所を除いて間違いです。その正しい一箇所とは「商売なんだから」の部分ですが、あとはすべて正しくありません。
M-HOUSEがパーツをお譲り出来ない場合は、在庫している数が少なくて修理のお客さまを優先するときだけでそれ以外はパーツはお譲りしています。
ただ、どんなに頼まれてもお譲りしないとき、場合があります。それはお譲りしたパーツが一向に使われないで、お持ちのナローがいつまでたってもよくならいことが判明したときです。
M-HOUSEはナローが良くなることをいつも、ずっとずっと願っています。お譲りしたパーツが正しく、上手に取付けられて、それ以前より確実に良くなって、オーナーはじめご家族、そのお友達からいいナローだねとより愛される存在になることが最上のよろこびなのです。
パーツは購入するけど一向に使わないで眺めるのが楽しみ、持っていると安心。だから所有しているクルマはいつ見てもボロボロのままという方だけには絶対お譲り出来ないのです。