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ナローポルシェや、M-HOUSEをとりまく色々な事柄を綴った不定期更新のエッセイです
第46話 ポルシェな人々 その28
ポルシェにまつわる様々な人々の、本人にとっては誠に真剣な、はたから見ていると実に楽しい愉快な生態をシリーズでお話ししましょう。

またですか?Kさん今日も非常識です

久しぶりにkさんから電話がありました。
kさん「もしもしSさんですか?Kです」
S代表「はい、ご無沙汰しています」
kさん「しばらくです」
S代表「今日はどんなことでしょうか?」
kさん「この間オリジナルの良い○○年式のSがあるというので、あるショップで買ったんです」
S代表「それは良かったですね、最近は良いクルマがなかなかないですから」
kさん「そうなんですが、どうも気になるところがあるのですが・・・」
S代表「気になるところですか?」
kさん「そうなんです。オリジナルだといわれて買ったのですが、どうも違うように思うんです」
S代表「そうですか」
kさん「それで一度見てもらいたいんです」
S代表「はい、でも他で買われたクルマに何か申し上げることは出来ませんよ」
kさん「いや、一般的なことでいいんです。雑誌に書いてあるようなことでいいんです。ここが年式と違うとか」
S代表「Kさん、それが出来ないんですよ」
kさん「どうしてですか?」
S代表「お他所のことは何にも申し上げられませんよ」
kさん「冷たいな−、じゃあボクはどうしたらいいんですか?」
S代表「買われたところに御相談されるのがいいんじゃないですか」
kさん「それが出来ないから聞いているんじゃない」
S代表「申し訳ないのですがM-HOUSEでクルマを直される場合以外、そのおクルマについて何か申し上げることは出来ません」
kさん「そうですか」
S代表「うちでそのおクルマの面倒を見させていただくということになれば、責任を持ってお話し申し上げなければならないことはすべてお話します」
kさん「そうですか。ちょっと考えてみます」
S代表「恐れ入ります」

Kさんは何度かM-HOUSEに来られて長い時間お話しました。その情報を元にクルマを買われたのだと思います。ただ、お他所で買われたクルマに関してコメントは出来ません。そのこと位は常識と思っていたのですが、困った方です。


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