|
第62話 ポルシェな人々 その34
ポルシェにまつわる様々な人々の、本人にとっては誠に真剣な、はたから見ていると実に楽しい愉快な生態をシリーズでお話ししましょう。
二種免とらなくちゃまずいかなと思っているんだけどーM-HOUSEのお客さまNO.40 その1
Wさんはナロー以外にもベンツのEクラスやBMWのM3に乗っているクルママニアでいらっしゃいます。また、PSE法の問題点をいち早く教えてくれたのもWさんでした。そんなWさんがイタリアの某車を手放してから、何か面白いクルマないかなあとしきりに言っていました。そんなWさん、ナローのウインカーレンズを買いに見えた時面白いクルマ買ったよと話してくれました。
Wさん「中古のセドリック買ったんだ」
S代表「それはまた変わったクルマ買いましたね」
Wさん「うん、タク上げのLPG仕様なんだけどね」
S代表「そりゃまた何ですね、それ3速コラムですか?」
Wさん「Sさん、普通そのことを聞く前にもっと他に聞くことあるでしょう」
S代表「そうですね、失礼しました。いや昔からタクシーに一度乗って見たかったので」
Wさん「相変わらず、S代表は変だね」
S代表「そうですか、Wさんも変です」
Wさん「確かにそうかも知れません」
S代表「変な者談義はこの辺にして、どうしてタク上げのセドリックなんですか」
Wさん「いいクルマがあったのと、税金払いたくなかったんですよ」
S代表「えー?」
Wさん「ガソリンって、税金がすごく高いじゃない、だから」
S代表「確かに、でも普通はディーゼルとかにいかないですか?」
Wさん「それじゃあつまんないじゃない、変わったクルマにも乗って見たかったし」
S代表「でも、いろいろ大変でしょう。スタンドのこととか、LPGタンクがあるため危険物の資格がいるとか、遠出に困るとか」
Wさん「スタンドは都内にいっぱいあるし、LPGスタンド地図があるからいったんインターは降りなくちゃならないけど高速でも困らないですよ」
S代表「そういうもんですか」
Wさん「それに高速走っていると、前のクルマが避けてくれるし」
S代表「そう、そこですよ聞きたいのは」
Wさん「でしょう」
S代表「助手席側のもうひとつのミラー付けてます?」
Wさん「普通すぐにそこを聞かないでしょう」
S代表「すみません」
Wさん「でもみんな避けますよね」
S代表「誰でもいったんは先に行かせますよね」
Wさん「実はそんなにスピードでないから譲られるのも結構大変なんですけどね」
S代表「ミラー付けてるんですか?」
Wさん「そこ聞きたいんですね、付けてません」
S代表「残念!」
Wさん「残念じゃないでしょう(笑い)、でもラジエタ−グリルの中に赤色灯は付けてますよ」
S代表「えっ!」
Wさん「いや冗談です」
S代表「はぁー、ですよね。この間捕まったやついたじゃないですか、制服を買って着て、夜な夜な取締に出動していたやつ、気を付けてください」
Wさん「いやいや大丈夫ですよ」
S代表「ところで手を上げられたことあります?走ってて」
Wさん「やっぱりそこにきましたか」
S代表「はい、当然です」
Wさん「3回あります」
S代表「やはり」
Wさん「一度コンビニに止めて買い物をしてクルマに乗ったら、トントンってノックされて」
S代表「それで」
Wさん「自動ドアを開けて、タクシーじゃないよって言ってやりましたよ」
S代表「それ、普通窓ガラスを下げて『違います』って言いますよ」
Wさん「一度やって見たかったんですよ」
二人して「ハハハッハ(大笑い)」
S代表「近いうちに二種免取らないと」
Wさん「やっぱそうですかね」
S代表「それは間違いないようですね」
二人して「ハハハッハ(大笑い)」
続く
|
|