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ナローポルシェや、M-HOUSEをとりまく色々な事柄を綴った不定期更新のエッセイです
第63話 ポルシェな人々 その35
ポルシェにまつわる様々な人々の、本人にとっては誠に真剣な、はたから見ていると実に楽しい愉快な生態をシリーズでお話ししましょう。

二種免とらなくちゃまずいかなと思っているんだけどーM-HOUSEのお客さまNO.40 その2

S代表「ところでWさん、どのくらいスピード出ます?」
Wさん「そうですね、メーター読みで170Km/hくらいですか」
S代表「結構出ますね、プロパンって力ないって言うじゃないですか」
Wさん「そうなんですけど、他の人が、140がいっぱいいっぱいだとか、130くらしか出ないと言うのを聞くとうちのは番外に速いのかも知れません」
S代表「ところで2速、セカンド使えるでしょう?」
Wさん「やっぱそうですね、かなり下から上まで入れっぱなしでOKです」
S代表「若い頃、都内でタクシーと信号GPすると、負けちゃうことがあったんですよ。その秘密が、セカンドにあると思ったんですよ。ほとんど歩く速度から7、80キロまでカバー出来るから、シフトしない分速いってね」
Wさん「確かにそうですかね」
S代表「タイヤは何履いているんですか?」
Wさん「タクシーラジアル」
S代表「それってOHTSU?」
Wさん「Sさん古いよ、もうオーツなんてないよ」
S代表「えー?、ボクの夢は6プライのオーツのバイアスタイヤでタクシー転がすことだったのに」
Wさん「それ変!」
S代表「それは認めます」
Wさん「この次は、V6の3リッタ−のLPG仕様を買おうかと思っているんですよ」
S代表「そんなのあるんですか」
Wさん「警察のPCとか道路公団のパトロールカーなんかがV6の3リッタ−のLPG仕様なんですよ」
S代表「へえー」
Wさん「その公団仕様を狙っているんですけど」
S代表「かなり進行していますね」
Wさん「いい考えでしょう」
S代表「いや、病状ですよ」
Wさん「やっぱり」
S代表「あっさり認めましたね」
Wさん「お互いさまですから」
二人して「アハハハッハ」
S代表「近いうちにタクシーじゃなかった、元タクシー仕様見せてください」
Wさん「近いうちに寄ります」
S代表「お願いします」

実はこの後もずっと楽しい話が続いたのですが、そして興味深い話も山のようにあった(プロパンの安い買い方、LPG車の特殊な構造などなど)のですがプライベートなことも多く、いずれ機会があったらその3、その4としてお話します。

追伸:62話公開後にV6を買われたとのメールをいただきました。


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