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ナローポルシェや、M-HOUSEをとりまく色々な事柄を綴った不定期更新のエッセイです
第77話 高速道路の料金カード 
最近M-HOUSEではナローにETCを付けることが多くなってきましたが、以前からポルシェで高速道路の料金所入口で左ハンドル用の押しボタン式自動発券機を使う度に思うことがあります。それは思いっきり左に寄せたつもりでもボタンまでなかなか手が届かないということです。
それは3.2カレラやターボではなく、車幅1610mmのナローでも感じることです。BMやベンツではポルシェより遥かに大きなクルマでもそんな遠いと感じることはありません。
理由は実に簡単なことで、ボディー外側とイスの取付けられている位置との間が広いということです。だから、クルマは目一杯左に寄っていても手が届きにくいのです。
もうここまでお話すれば何が言いたいのかわかりますよね?。そうドアが厚いからですね。いえいえ違います。そうペダルのオフセットを避けるためにシートをボディーの中心にもってきたから。いえいえ違います。
本当は、サイドシル(ボディー骨格)が幅広いため必然的にシートの取付け位置があの場所にならざるを得ないのです。
だから、ナローは30数年前のクルマにも関わらず剛性の高いがっちりした感じがするのです。ちなみに何かの機会があったらキャディラックのドアを開けてサイドシル部分を見てご覧なさい。面白いことを発見出来ますよ。まあ、ああなっていないと日常普通に使うのはちょっと無理な感じもしますね。あのドアの厚さだと。
最後に、もしかしたらナローの方が最新型のポルシェより側面衝突では強いのではないかと密かに思っています。


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